ウッドデッキ塗装の料金はどれくらい?塗装費用を解説
ウッドデッキはくつろぎのスペースや子どもとの遊び場、アウトドア気分を味わえるなどの理由から庭やバルコニー、ベランダに設置している人も多いでしょう。しかし、ウッドデッキは木材を使用しているため、定期的なメンテナンスが必要です。今回はウッドデッキの塗装の料金はどれくらいか、塗装費用について解説します。
ウッドデッキ塗装にかかる料金相場
ウッドデッキは木材からできているため、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスの頻度は1年から3年おきに塗装メンテナンス、3年ごとに再塗装をするとよいでしょう。定期的なメンテナンスをすることで劣化を防ぎ、くつろぎやリラックスに役立つウッドデッキを長持ちさせられます。今回は自分でDIYをした場合と、プロの業者に塗装を頼んだ場合の料金相場について説明しましょう。
DIYをした場合
自分で塗装した場合にかかる費用は、ウッドデッキのサイズや道具がそろっているかで大きく変わってきます。ウッドデッキの塗装には、はけと塗料以外にも必要な道具は意外と多いのは知っている人は少ないのではないでしょうか。
手持ちの道具が少ない場合、道具をそろえるのにお金がかかり、ウッドデッキのサイズが大きければ必要な塗料の量も増え費用が多くかかります。自宅のウッドデッキのサイズを測り、どのくらいの塗料が必要になるのか事前に確認すると費用が予想しやすいでしょう。ウッドデッキの塗装には雑巾、サンドペーパー、養生ビニールやブルーシート、マスキングテープ、塗料、塗料用カップやバケツが必要です。
たとえば約4㎡のウッドデッキを塗装する場合に道具があまりそろっておらず、全て購入すると最低でも合計10,400円くらいの費用がかかります。道具がそろっていて、ウッドデッキの表面の汚れを落とすサンドペーパーと塗料のみを購入する場合の費用は7,000円くらいです。そのほかに、事前に清掃するときに使用するデッキブラシや高圧洗浄機をプラスするとさらに高額になります。
プロに依頼した場合
ウッドデッキの塗装をプロにお願いした場合の費用は1㎡5,000円から8,000円くらいが相場です。先ほど同じく4㎡のウッドデッキの塗装をプロに依頼した場合、5,000円×4㎡分で費用は20,000円から32,000円くらい。補修やひび割れがある場合はプラスで1か所7,000円から10,000円くらいかかります。床材の交換をする場合は、1枚9,000円から12,000円位で交換が可能です。
塗装が必要なのか確認しよう
ウッドデッキは時間の経過とともに傷みが生じます。また、設置場所の日当たりや雨量、台風が多い地域かなどによって劣化のスピードは変わるでしょう。色褪せやコケ、カビ、塗膜の剥がれなど経年劣化の症状が出始めたら塗装が必要なサインです。定期的に劣化がないか点検が大切でしょう。症状別に塗装が必要になるポイントについて説明していきます。
色褪せ
色褪せは紫外線や雨などが原因で発生します。色褪せがある場合は、ウッドデッキが傷む原因になるでしょう。
コケやカビ
木材が水分を吸い込むと、コケやカビが発生します。コケやカビが木材の内側に浸食したり、汚れが広範囲に広がってしまったりしている場合は、木材の防水性が弱まっている可能性が高いです。汚れが表面だけの場合は水洗いのみの対応で問題はありません。
塗膜の剥がれ
ウッドデッキのペンキが剥がれている場合は、木材が傷んでいる可能性があります。大きなひび割れやヒビやペンキの剥がれがひどい場合は内部から腐食している恐れがあるのです。劣化が激しい場合は専門の業者へ相談しましょう。専門の業者へ色褪せと一部の補修を依頼した場合の費用は3万円から10万円程度です。
DIYより業者をおすすめする理由
DIYと業者へ依頼するのとどちらの方法で塗装をすればよいか迷う方も多いしょう。DIYで塗装をする場合は作業工程や注意点が多く時間も多くかかります。自分でもできるかどうか判断するためにも事前にどんな作業が必要になるか確認をしましょう。自分で作業を行う場合の作業工程について簡単に説明します。
洗浄
ウッドデッキに塗料を塗る前には洗浄をする必要があります。コケやカビなどの表面にこびりついた汚れを落とすのです。デッキブラシや高圧洗浄機で水洗いをする作業が必要です。洗浄後はしっかり乾燥させましょう。半日から1日くらいが目安です。乾く前に塗り始めてしまうと塗料が剥がれやすくなる原因になります。
下地の研磨
汚れや古い塗料をサンドペーパーでこすり落としていきます。ウッドデッキのサイズが大きかったり、作業効率を上げたりしたい場合は、サンダーを使用するとよいでしょう。ウッドデッキの表面を研磨して薄く削ると塗料が染み込みやすくなります。木材が劣化して、ささくれ立ってきている場合は、この時点できれいにして表面が滑らかになるようにしましょう。
養生
塗料を塗る前に外壁や掃き出し窓、柱などの塗料がついてしまうと困る場所にマスキングテープや養生用ビニール、ブルーシートで養生をしましょう。養生用ビニールやブルーシートはひとりだときれいに広げたり、隙間なく貼り付けたりするのが難しいかもしれません。そのような場合は誰かに手伝ってもらいましょう。養生がうまくできていないと仕上がりの質が落ちる場合もあるため、丁寧に作業しましょう。
塗装
塗装する前に、塗料をよくかき混ぜて、撹拌して色むらを防ぎましょう。撹拌をせずに塗ってしまうと塗料の保護機能も落ちてしまうため注意が必要です。塗装する順番も塗り始める前にチェックしてください。細かい部分から塗り始めてその後に広い部分を塗りましょう。
塗り方にも注意が必要です。塗料は1度に厚く塗るとムラになるため、薄く丁寧に塗りましょう。塗り重ねると仕上がりが美しいです。1度塗ったら乾燥させ、その後塗り重ねをして3回は重ね塗りをしましょう。
乾燥
塗装後は24時間から3日くらいは乾燥させておくとよいでしょう。乾燥時間が短いと耐久性が下がってしまいます。作業は天気予報を確認して晴れた日が続いている時期に塗装するとよいでしょう。
業者をおすすめする理由
ウッドデッキの塗装は色を塗るだけではなく、多くの作業工程が必要になるとがわかりました。乾燥も含めると最低3日間の作業工程が必要です。作業に慣れていないと手間取り、作業を始めてから道具が足りないことに気づいて時間やお金が当初の予測より多くかかってしまう場合もあります。時間や手間を省きたい場合は業者へ依頼するとよいでしょう。洗浄や研磨の過程でウッドデッキを傷めてしまうリスクもあります。可能であれば業者へ依頼するのがおすすめです。
まとめ
ここまで、ウッドデッキの塗装費用はどれくらいかを解説しました。自分で塗装する場合は手持ちの道具の状況やウッドデッキのサイズによって必要な費用が変わります。自分で塗装をした場合は、4㎡くらいのサイズの場合は7,000円から10,400円くらいが相場で、業者に依頼した場合は1㎡5,000円から8,000円くらいが相場です。
作業工程も多く、自分で洗浄や研磨をすると傷めてしまう原因にもなります。塗料は重ね塗りが必要です。最低でも3回は塗らなければならないため手間もかかります。塗りなおしをするため補修や板の交換が必要な場合も業者であれば、塗装を含め30,000円から100,000円くらいの予算で対応可能です。可能であれば業者へ依頼し手間と時間を省き、美しい仕上がりに施工してもらうことをおすすめします。