自分でできる外壁診断!依頼前にまずは自分の目で確かめよう

公開日:2022/02/15  最終更新日:2022/02/25


長く暮らしているとだんだん気になる箇所も出てくるお家の外壁。しかし、塗り替えを行うべきなのかどうかに関しては、なかなか判断ができないという方も多いのではないでしょうか。今回はそんな方のために、自分でできる外壁診断の項目についてまとめました。記事を参考にして、依頼を検討するべきなのか、まずは自分の目で確かめてみましょう!

汚れや色あせ・チョーキングなどの症状をチェック

外壁の塗り替え時期に関しては、「いつ行えばいいのかわからない…」「そろそろだと思うけれどとくに目立ったところがないから決めきれない!」などの悩みを持つ方も多いことでしょう。問題なく暮らせているということから、後回しにしてしまっているご家族もたくさんいるかもしれませんね。

しかし、外壁塗装に関しては、「もう少し早く行っておけばよかった…」と後悔するケースも多いです。そんな状況に陥ることなく、これからも長く安心して暮らしていくためにも、塗り替えの時期は積極的に検討するようにしましょう。

実は、外壁は塗り替えの時期が近付くと、さまざまなサインを出します。これを見逃さなければ、適切な時期に適切な処置をしてあげることも可能になるのです。症状は自分でもある程度チェックできるため、気になり始めている方はぜひ診断をしてみてください。

まず確かめるべきなのは汚れについてです。外壁の汚れが目立ち始めるのは、塗膜が傷みだしているという1つのサインとなります。年数が経つと防水性能が落ちていき、水切れも悪くなるので、その部分に汚れがつきやすくなるというわけです。汚れが目立ってきたなと感じる場合には、前回の塗り替えからどれくらい経過しているか思い出してみましょう。

次に、色あせの状況をチェックします。色あせは紫外線によるダメージの証拠です。こちらも防水性能の低下につながるので、見逃さないようにしましょう。

チョーキングが発生していないかどうかも調べておいてください。チョーキングとは、塗料が分離して粉化する症状のことで、白亜化現象とも呼ばれることがあります。外壁材の劣化を早める原因になるため、こちらも注意が必要です。

同時に、エフロレッセンスが起こっていないかもみておきましょう。エフロレッセンスは、コンクリートやモルタルなどから内部の水酸化カルシウムが流れ出す現象です。こちらも、防水機能の低下を示す症状になります。

外壁材の継ぎ目にはコーキング材が用いられていますが、コーキングも劣化していないか確認する必要があるでしょう。目地コーキングの劣化は建物内部への浸水を招く恐れがあるので、外壁を弱らせてしまう原因になり得ます。

また、外壁にコケやカビが発生している場合も、注意が必要になるでしょう。内部に浸水している可能性があるためです。内部からの場合は構造材を交換するなど、対処も必要になります。

その他、外壁に浮きがみられる場合も、放置することはおすすめできません。割れや浸水につながる恐れがあるためです。この原因は施工時の釘の打ち損じの他、日当たりによる反りの場合もあります。

最後に、ひびについても確認をしておきましょう。ひびはクラックと呼ばれることもあります。ひびには軽度のものもありますが、重度になると雨漏りなどの可能性が出てくるものもあるため、気をつけなければなりません。サッシの近辺や継ぎ目などに発生することが多いので、よくチェックしてみてくださいね。

木部・金属部のチェック

木部と金属部にも、チェック項目は存在します。次にこの部分について、何を見ればいいのか解説をしておきます。まず、木部は、塗膜の膨れや剥がれなどの症状が出ていないか確認をしていきましょう。塗膜が剥げてしまうとその部分から塗装の剥がれが広がっていってしまいます。早急に補修をしなければならないケースもあるので、できるだけしっかり確認するようにしてください。

金属部は、サビが発生していないかチェックします。サビは、塗膜の劣化によって発生することがあるものです。もちろん、金属にとっての大敵でもあります。そのまま放置してしまうと中で腐っていき、腐食の原因となることがあるため気をつけましょう。どんな症状も「これくらいのことはよくあることかな…」と軽く考えず、疑問を持って見逃さない姿勢が大切になりそうですね!

塗り替えの時期は一般的に、新築から約10年経過後といわれます。しかし、塗り替えに最適な時期はそのお家によってさまざまです。築年数だけでなく、環境などにも大きく左右されることがある点は、ぜひ忘れないようにしましょう。

「この前塗り替えをした気がするし、まだまだ大丈夫かな…」と油断することなく、定期的に確認をすることが重要になります。これまでに解説してきた塗り替えのサインは、時間が経つにつれて大きく現れるようにもなるでしょう。お家のためにもそこで暮らす家族のためにも、誰が見てもわかるようになる前に、塗り替えを検討することをおすすめします。

チェックが難しい場所は無理をしないで!

外壁は、以上のようなポイントを知ることで自分でも大まかな診断をできます。そろそろ塗り替えかなと思ったら、ぜひ一度チェックをしてみてください。ただし、無理は禁物です。高所など自分で確認することが難しい点は存在するので、できる範囲に留めるようにしましょう。怪我などをしてしまっては大変ですからね。目視できる箇所だけでも構いません。症状がどこかにあれば塗り替え時期の目安となるため、そこからはプロに相談するようにしましょう。

専門の業者に依頼をすれば、自分で確認できなかったところもしっかりとチェックをしてもらえます。不具合が出ている個所を早期に発見できれば、ケアをすることが可能になります。大きな被害を防ぐことにもつながり、費用の面でもいい影響が出ることでしょう。「自分で何となくは見てみたけれど、これが重大な症状なのかどうかわからない…」「酷くはなさそうだけれど気になる箇所がある!」という方も、相談を持ちかけてみるのがおすすめです。

外壁塗装を請け負う業者の中には無料相談を実施しているところも多いので、ぜひ活用してアドバイスをもらってみてください。もちろん、業者は信頼できるところを選ぶようにしましょう。そのままリフォームをお願いすることも視野に入れて、事前にじっくりと検討しておくべきです。

きちんと比較をしておかなければ後悔につながる可能性もあります。業者ごとの特徴や施工実績などはしっかりと確認をしておきましょう。アフターフォローの充実度なども考えておくと、万が一のときにも安心できますね。

ホームページでは実際にその業者を利用した方の意見などが掲載されていることも多いため、そのような口コミも検討の要素とできます。見積もりは必ず複数の業者にお願いするようにして、納得のリフォームを叶えてくださいね!

 

ご自宅の外壁に気になる点はありましたか?塗り替えの目安となる症状に気づくきっかけとなれば幸いです。外壁は、お家の中でも大変重要な役割を持つものです。暮らしていくうえでは注目する機会も少ないですが、快適な暮らしのため、しっかりと気を配るようにしましょう。実際のリフォームをするときには、業者選びも重要になります。希望通りの外壁塗装ができるよう、さまざまな業者を比較することも忘れないようにしてくださいね!

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