外壁塗装を業者に依頼するメリット・デメリットとは?
大阪には、たくさんの住宅がありますが住宅を維持するためにはそれなりのお金がかかります。住宅維持の一つとして、外壁の塗装も重要な内容です。毎年外壁の塗装を行う必要は無いものの、おおむね10年から15年に一度は塗装したいところです。ただ、この場合業者の選定をどうするか迷われる方も少なくないでしょう。
プロならではの施工してくれること
そもそも外壁塗装をする場合は、個人でも出来るものなのか、業者に依頼するべきなのかと考えたことがあるかもしれません。もし業者に依頼した場合どのようなメリットがあるのでしょうか。
一番のメリットは、プロの視点から施工を行ってくれることです。外壁塗装を依頼するうえで重要なポイントは外壁が綺麗になることです。素人的には、ペンキを塗っているのと同じような感覚ですが、実際には均等に塗装しなければならないため、ただ塗っているだけではないということですね。
外壁塗装の流れとして、業者の場合にはまず外壁をきれいにします。汚れを取らなければ、新しく塗り替えても凹凸ができたりうまく塗ることができません。そこで高圧洗浄機と呼ばれる専門の機械を使って高圧洗浄をかけ、外壁を全面的に綺麗にしていきます。
この高圧洗浄機自体は、業者が使っているものでなければ意味がありません。例えばガソリンスタンドなどで提供している車を洗浄するときに使う高圧洗浄機はそれなりにパワーがありますが、外壁を塗装する場合にはその3倍ほどの力が必要とされているそうです。そして1日かけながら外壁の汚れを一通り取っていきます。
汚れを取って外壁をきれいにしたときに外壁のひび割れなど劣化が見つかるかもしれません。その場合、ひび割れしている部分や壊れている部分をそのまま放置しながら塗装するわけではなく、補修をしていきます。もしひび割れが発生している状態でそのまま塗装してもその隙間から水が入ってしまう可能性があり、余計に劣化が進んでしまうでしょう。補修をするときに大きな穴が開いているときにはその部分を削って外壁と同じような素材で埋めます。この外壁を削るときのポイントなどは業者でなければ、なかなか分からないでしょう。
また、削るときは電動のこぎりで削るため、うまく扱えるものではありません。個人で作業するとしてもうまく扱うことができずに外壁をより傷つけてしまう可能性も否定できません。外壁にダメージを与えないためにも初めから業者にお願いをしたほうが住宅の耐用年数も長くなるためメリットであるといえるでしょう。
もちろん、ひび割れが発生していなければ今後のひび割れなど劣化を防ぐことが出来ます。ひび割れを防ぐことは、外壁自体の劣化を防ぐことになるのです。個人で行うよりもプロが作業した方が外壁を塗装した意味があるといっても過言ではありません。
外壁の塗り方にもポイントがある
メインとなる外壁を塗る場面も注意しなければなりません。外壁を塗るときには、通常3回塗ることが基本とされています。3回塗ることで外壁がより頑丈になるのです。これにより、結果的にきれいな外壁に仕上がることに繋がります。
また3回塗る場合も、塗料を使い分けなければいけません。この場合個人では、どのような塗料を利用したら良いのか分からないはずです。間違えた塗料を利用してしまうと、耐用年数が短くなってしまい住宅の劣化が激しくなる恐れがあるでしょう。このような問題が発生する可能性を見越すと、あらかじめプロフェッショナルにお願いをして外壁を塗装することが望ましいです。
あとは、直接的な塗装の内容ではありませんが、一度契約したお客さんに対してサービスとして定期的な点検などを実施してくれるところが多くなっています。やはり業者に依頼するメリットは非常に大きいといえます。
お金はどれくらいかかるのか
外壁塗装をプロの業者にお願いすれば当然お金はかかります。では実際どれぐらいのお金がかかるかを見ていきましょう。
まず、業者にお願いする場合には材料費が基本となります。材料費に関しては、普通ならばあまり上乗せせずそのまま材料の費用を見積額に提示しお金を請求するのが基本になります。ただ、なぜか材料費を上乗せして請求する業者がありますのでその点は確認をするなど気をつけなければいけません。
材料に関しては、15万円から20万円ぐらいはかかるでしょう。これに関しては、個人でホームセンターなどに行き塗料や必要な刷毛やローラーなどを購入する場合も同様にお金がかかります。つまり材料費に関しては、業者にお願いする場合も個人で行う場合も大した違いはありません。
違いが出てくるとすれば、足場の設置費用や技術に関する費用になります。足場の設置費用に関しては、塗装業者が設置するわけではなく塗装業者と契約している足場の専門の設置業者がおり、その業者に任せます。足場の種類などによっても変わってきますが、15万円から20万円ぐらい必要になることも決して少なくありません。
あとは、外壁を塗る場合に必要な人件費と技術です。2人の職人に依頼して10日間その作業に拘束するとすれば1日当たり1万円の人件費がかかるため2人で20万円の人件費がかかると言えます。その会社の利益もあるため材料費や人件費、足場台などこれらをすべて合計すると100万円前後はかかるでしょう。
外壁塗装をプロに依頼する場合のメリットは、専門的な知識を持っているだけでなく技術的に優れていることです。足場のレンタルなどもプロの方が行ってくれます。下手に外壁を塗るのではなくプロの視点から外壁塗装を行えば確実にきれいな仕上がりが実現できます。そのうえ、住宅の耐用年数も長くなるでしょう。それに対して外壁塗装を個人で行おうとすると足場だけで2トントラックを満載にしていかなければならず体力的な負担も大きくなるでしょう。