外壁塗装と屋根塗装は同時がおすすめ!メリットや注意点をご紹介!
外壁塗装と屋根塗装は同時に行うとお得であることをご存じでしょうか。塗装の代金、塗料の種類や業者選びなどで悩んでいる方も多いと思います。この記事では、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うことのメリットとデメリット、塗装の手順や注意点について詳しくお伝えします。大阪で外壁塗装を検討している方はぜひ参考にしてください。
外壁と屋根の塗装は同時に行うのがおすすめ
外壁と屋根の塗装は同時に行うとお得で便利です。外壁と屋根は場所が違うため、同時に依頼することを検討していなかった方も多いのではないでしょうか。
しかし、同時に依頼することで様々なメリットが生まれるのです。一番のメリットは価格が安くなるということです。また、見積もりや打ち合わせなど、業者に工事を依頼する際には工事以外にもいろいろと手間がかかります。外壁と屋根両方にかかっていた手間が一度ですむという点もメリットといえるでしょう。
加えて、一つの業者にまとめて依頼することで、工期の短縮につながり近隣住人への影響も最小限に抑えられます。さまざまなメリットがあるため、外壁と屋根の塗装は同時に行うことをおすすめします。
外壁と屋根の塗装を同時に行うメリットとデメリット
外壁と屋根の塗装を同時に行うことはメリットがありますが、デメリットも無いわけではありません。ここでは、塗装を同時に行うことによるメリット・デメリットを詳しく確認していきます。
メリット
塗装を同時に行うことの最大のメリットは、代金を安く抑えられるということです。塗装工事は塗って終わりというわけではなく、作業員が高所を塗装するための足場を建設する必要があります。外壁と屋根を別々に塗装すると、その都度足場を建設しなければならず、一度に塗装する場合に比べ2倍の代金がかかってしまいます。足場費用が一度ですむため、代金を圧縮することができるのです。
また、依頼者の手間を減らすことができるというのも大きなメリットです。工事を依頼するためには、さまざまな段取りが避けられません。依頼、見積もり、打ち合わせ、日程調整、近隣住民への配慮などを、忙しい仕事や家事の合間にこなさなければならないのです。外壁と屋根を別々に依頼すると一度で済ませることができるため、忙しい方には便利です。
最後に、デザインに統一感を出しやすいという利点が考えられます。業者によって使用する塗料の種類はまちまちであり、作業の熟練度も違いがあります。ひとつの業者に依頼することで、統一感を出すことも可能となり、品質も安定するため、屋根と外壁でちぐはぐな塗装になることを防ぐことができます。
デメリット
塗装をまとめて依頼することで代金がお得になりますが、大幅なディスカウントが期待できるわけではありません。30坪程度の住宅では、120万円前後の代金がかかることが一般的です。
よって、ある程度まとまったお金が必要になることがデメリットです。また、外壁と屋根の塗装で必要になる技術には違いがあるため、同時に塗装を実施できる業者は限られることになり、選定が難しくなります。加えて、別々に依頼するよりも工期は長くなることが一般的です。まとまった期間を要する関係から、近隣住民への配慮しなければならない期間も長くなるため注意が必要となるのです。
最後に、外壁と屋根の劣化状態に差があった場合、劣化状態に見合わない代金を支払うことになり、お得感が薄れてしまいます。劣化状態の見極めは非常に重要です。
外壁と屋根の塗装を同時に行うときの流れ
外壁と屋根の塗装を同時に行うことのメリット・デメリットが理解いただけたと思います。ここでは、適切な工事が行われているか確認する意味でも、塗装工事の流れを確認しておきましょう。
劣化具合を確認する
まず外壁と屋根の劣化具合を確認します。外装は8~15年、屋根は6~12年を目安に塗り直すのが一般的とされています。時期が来たら、塗装の依頼を検討しましょう。また、環境によって塗装の劣化具合は変化します。海辺などは塗装への影響が大きいため、早めに依頼するべきです。
具体的な確認方法としては、チョーキング現象が見られたら塗り換えを検討する時期といえるでしょう。チョーキング現象とは、塗装が劣化して粉状になる現象のことです。その他、塗装の色あせ、ひび割れ、膨れ、剥がれが確認できた場合は劣化していると判断できます。
塗料を選ぶ
劣化が確認できたら業者に依頼しましょう。ここで注意すべきなのが、塗料の種類です。塗料はその種類によって耐用年数が違い、メンテナンス期間に影響するため、よく考えて選択する必要があります。塗料はフッ素塗料、シリコン塗料、ウレタン塗料を使うのが一般的で、耐用年数はフッ素塗料、シリコン塗料、ウレタン塗料の順に長くなります。価格の違いも考慮すべきです。
価格はウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料の順に高くなります。価格重視で考える場合はウレタン塗料ですが、総合的にはシリコン塗料が価格と耐用年数のバランスがよくおすすめです。また、快適な生活やメンテナンス期間に影響するため、断熱効果や防食性など、付加価値のある塗料を選ぶことも検討しましょう。
塗装前の作業
塗料が決まったら、足場の設置、周囲の養生など、塗装のための準備を行います。特に養生は周囲への塗料の飛散を防ぐために大事な作業です。次に汚れを落とすための高圧洗浄後、下地調整を行います。劣化が見られた場合は、塗装前の補修を行います。塗装は劣化部分から剥がれていくため、塗装前の下地補修は必要不可欠で重要な作業です。塗装前の作業は、塗装の性能を高めるためにも大変重要な作業です。ここをおろそかにする業者は技術が劣っているか手抜き工事を行う業者ですので注意が必要です。
塗装
前準備が終了したらいよいよ塗装です。塗装には下塗り、中塗り、上塗りと3工程で行われます。下塗りは着色するための作業ではなく、塗料を食いつかせるための工程です。中塗り、上塗りは同じ塗料で塗ることが一般的で、厚みを確保する目的があります。最終的に依頼主と出来上がりを確認し、不具合があれば塗り直しを行います。むらや塗り残しを見極めるのが難しいですが、できる限り確認しましょう。
外壁と屋根の塗装を同時に行うときの注意点
塗装の作業について確認してきましたが、注意すべき点がいくつかあります。
ここでは、きれいな外観と保護性の高い塗装を手に入れるために注意して確認したいポイントを解説します。
塗装の目的を明確にする
塗料の種類や費用など、塗装工事の選択肢は多くあります。塗装を行い新築のように蘇らせたいのか、塗り直し費用を抑えるため耐用年数の長い塗料を使いたいなど、ニーズを明確に伝える必要があります。曖昧な状態で何となく依頼を出してしまうと、安くないお金がかかるためストレスに繋がってしまいます。塗装の目的を業者と共有することで、失敗の少ない塗装工事が実施できるのです。
業者選び
塗装工事で最も重要なポイントが業者選定です。業者の技術や知識はまちまちであるため、見極めが困難です。ホームページの情報や施工実績などを考慮し、優良企業を選びましょう。疑問があればすぐ尋ね、質問に明確に答えられない業者は選ぶべきではありません。安いからと技術のない業者に依頼してしまうと、手抜き工事やミスが発生し、やり直しのために結果的に費用が高くついてしまいます。また口約束はトラブルの元ですので、しっかり契約を交わし工事を依頼することが前提となります。訪問業者は悪徳業者が多いため避けるほうが無難です。
修復状態の見極め
塗装の本質は下地の保護を目的としています。塗装した後は下地の状態が見えなくなるので、下地調整時に修復状態を確認することが大事です。業者に劣化部分を正確に伝え、下地調整時に確実に補修されているかを確認することが重要です。
まとめ
外壁と屋根の塗装を同時に実施することのメリット・デメリット、塗装工程と注意点を確認してきました。同時に塗装を行うことによって費用を抑えられるなど、基本的にメリットが生まれます。しかしデメリットもあるため、よく見極めて実施しましょう。作業工程を押さえておくことで修復状況の確認ができることに加え、業者の力量をはかることも可能となります。ぜひこの記事を参考にしていただき、失敗のない塗装工事に繋げてください。