塗料選びの注意点

公開日:2019/08/21  最終更新日:2019/10/25


マンションであろうと一軒家であろうと、末永く続く快適な生活のためには必ず様々なメンテナンスが必要になります。そして外壁塗装もまた同じ。適切な塗料を選ぶことで、外観を美しくするだけでなく、家の基礎部分や中の部材を守ることができます。

ここでは塗料選びの注意点や目安となるものをご紹介します。

耐久年数の長さと予算

例えばアクリル系の塗料は安いため、価格を抑えたい場合はありがたい存在です。
(コラム:どんな塗料を選べばよいのか

しかし長い目で見るとどうでしょうか?

アクリル系塗料は4年~6年で塗り替えなければなりません。

最短の3年周期で塗り替えた場合、30年間で10回の塗り替えが必要になります。

その度に払う費用を考えると、1回ごとにかかる費用は高額ですが、ラジカル制御形やフッ素などを利用したほうが結果的にお得になるかもしれません

こちらは15年周期で塗り替えた場合、30年で2回の塗り替えで済みます。

粗悪品にご注意

相場よりもかなり安い塗料を勧められた場合、それはもしかしたら粗悪品かもしれません。

製品によっては、外壁を守るために必要な有効成分の含有量を少なくする代わりに、価格を安く設定しているものもあります。

含有量が低くなることは通常よりも耐久性が低くなることを意味します。

そのような粗悪品を掴まされないようにする為にも、まず安さの理由は何なのか業者に具体的な説明を求めましょう。

それから国内の大手メーカーの製品であるか、どのような製品であるかなどのリサーチも必須です。

一つの塗料で家全体を塗るわけではない

屋根用、外壁用、軒天用など、塗装する箇所の材質と範囲を見極め、適切な処理を施してから塗料を塗るのが一般的な外壁塗装の方法とされています。

場所によってどの塗料で塗装すれば良いか判断し、変えなければなりません。

ですから、「色だけ決めて、使用する塗料自体はお任せしたい」と考えたとしても、せめて業者がどんな塗料を使うのか、確認する方が良いでしょう

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