外壁塗装は地域密着型と大手どちらを選ぶ?双方の特徴から考えよう!
外壁塗装は10年が目安と、いわれています。時が過ぎるのは早いもので「エッ、もう10年経ったの?」と、感じてしまいますよね。そんな10年を目安に行う外壁塗装なのですが、大手の企業に依頼しますか、それとも地域密着型の企業を選びますか?本記事では、それぞれのメリット・デメリットを解説しますので、参考にしてもらえると嬉しいです。
地域密着型の外壁塗装業者を選ぶメリット
では早速、地域密着型の外壁塗装業者を選ぶ際の、メリットを解説していきましょう。ところで、最近では大手の住宅メーカーでなくても30年補償が主流となっています。
「じゃあ10年ごとの外壁塗装も補償内でしょう」って、思っていませんか?それは勘違いであり、補償内でも外壁塗装は実費となるのです。高額のメンテナンス費をともなう外壁塗装だからこそ、慎重に業者を選びたいですね。と、いうことで話を戻しまして、地域密着型の外壁塗装業者の5つのメリットをお伝えしましょう。
■相談結果が正確に伝わっている
大手業者にありがちなのが、営業に相談した内容が作業側に伝わっていないことです。経験談でお話すると、営業マンがせっかく来訪までしてくれて、いろいろと相談して決めたクロスなのに、いざ作業に入ってみると同じ色だけど柄の違うクロスが発注されていた。そんなことがあったのです。クロスならまだしも、外壁の塗装の色が違う状態はもちろん避けたいです。地域密着型の業者なら、見積もりから施工まで一貫して同じ会社が行ってくれるので、先のようなトラブルはあまり聞きません。これは、大きなメリットだといえますね。
■全体の費用を抑えることができる
地域密着型の業者を選ぶメリットとして、大手の業者が計上する中間マージンが不要な点が挙げられます。これは、多くの会社が関わっていないこととなるので、計上される会社経費が少なくてすむということになります。職人さんが必要な場合も地域内の職人さんを集めることができるので、職人さんへの交通費も抑えることができます。これが、地域密着型の業者の強みともいえるのです。
■すべてにおいて対応が早い
地域密着型の業者であれば、何かあっても直ぐに駆けつけてくれます。先の地域内での職人さんが作業してくれるので、「塗りたての壁に、子どもが手形を付けてしまった」といった悩みにも迅速に対応してくれますし、その場合の費用もほとんど発生しないでしょう。一方で、大手の業者の場合だと、企業と契約している工務店がかかえる職人さんが作業することとなるので、早くても「明日、伺いますね」となり、大きな補修が必要となるので金額が上乗せされるかも知れません。すべてにおいて対応が早いと、安心につながるのは間違いないといえるのです。
■地域の気候などに合わせた塗装が可能
大阪府の西隣の兵庫県は、南は瀬戸内海、北は日本海が面する比較的大きな県です。北部地域では「弁当忘れても傘忘れるな」との格言がある程、冬になると雨か雪の降る晴れ間の少ない土地柄なのです。このことは、同じ兵庫県民でも南の地域では聞きなれない格言となっています。大阪府も同様に、自然豊かな箕面市と都会の大阪市とでは、同じ夏でも暑さに当然違いが出てきます。このように、その地域の気候などの特性は、その地域でしかわからないことが多いのです。そう考えると、地域密着型の業者はその地域に特化していますから、気候など特性に合った外壁塗装を施してくれるのです。
■地元の知人宅や近隣宅で実際の外壁を確認できる
その地域で長年商売を営んでいる地域密着型の業者だと、相当数の外壁工事に携わっているはずです。となれば、地元の知人や近隣住民のお宅でも施工していることでしょう。知人であれば、どんな感じだったのか状況をくわしく聞くことも可能ですし、実際施工された外壁を確認することもできるため、地域密着型の業者を選ぶ際の基準にもなるといえます。
地域密着型の外壁塗装業者を選ぶデメリット
今度は、地域密着型の業者のデメリットを解説しましょう。先には5つのメリットを解説しましたが、地域密着型の業者を選んだ際のデメリットは2つあります。両方とも大手の業者と比較するとどうしようもできない所なのですが、気を付けたい項目なのでよく把握しておいてください。
■業者の質のよさがわからない場合が多い
外壁塗装にも関わる資格が存在していて、受験資格が7年以上の実務経験が必要な「一級塗装技能士」、一級塗装技能士の資格または15年以上の実務経験が必要な「塗装指導員」、2年以上の実務経験でよい「二級塗装技能士」があります。
当然ながら腕前としては、塗装指導員や一級塗装技能士の資格を有している会社が安心できるのですが、地域密着型の業者の規模では、二級塗装技能士は多く在籍していても、塗装指導員や一級塗装技能士の在籍者数は大手には劣ってしまいます。しかし、資格があるから「絶対に腕がいい」とは限りません。ただ、これら資格の観点から見れば、業者の質のよさがわかり難いのは現実となっているところなのです。
■アフター保証が絶対とは限らない
外壁塗装の補償年数は使用する塗料にもよりますが、短ければ1年長ければ10年が通常です。補償期間が長くなる案件は高額な塗料を使う場合なので、施工費と補償期間は比例すると考えてよいでしょう。となれば、施工して10年間その地域密着型の企業が健在である必要が生じてきます。
施工時には建材だったとしても、数年後に経営が悪化して倒産してしまうと、7年目に外壁に不具合が生じても対応してくれる業者がいない状態になってしまいます。地域密着型の業者が必ず倒産する訳ではないので、神経質になる程ではありませんが可能性として把握しておいて、施工時にアフター保証について確認しておくことをおススメします。
大手の外壁塗装業者を選ぶメリット
さて今度は、大手の外壁塗装業者を選ぶ際のメリットについてです。やはり大手という看板を背負っているので、施工件数が多く頼りがいのある業者と感じることができるでしょう。
■実績が多いので安心できる
やはりこの点は、大手の強みといっていいでしょう。施工件数が多いので頼れる存在と、感じる方も多いはずです。外壁塗装専門として探さなくてもハウスメーカーで建てたなら、そのメーカーが外壁塗装のアドバイスと施工を行ってくれるので手間いらずで、済みます。また、その時に外壁以外の不具合も直すことができるので、この点はありがたいですね。
■有資格者が多く在籍しているので安心感がある
ここは、先にお伝えした「地域密着型の業者のデメリット1」に関わる部分で、地域密着型の企業のデメリットが大手の業者の場合はメリットに変わってくるのです。有資格者が多く在籍しているので、それだけでもなんとなく安心感が芽生えてきます。15年以上の実務経験が必要な塗装指導員が在籍しているということは、それだけ長く塗装業を続けていることとなるので、アフター保証も安心できることとなってきます。ここも、大手ならではのメリットだといえるのです。
大手の外壁塗装業者を選ぶデメリット
大手の外壁塗装業者のデメリットを見てみると、トップに料金が「高額であること」が挙げられます。その他のデメリットも地域密着型の業者のメリットが、そのままデメリットにつながってしまうようですよ。
■施工費が高額になってしまう
大手の塗装業者の場合、屋根や外壁の工事・塗装については下請け業者に施工を任せることがほとんどといえます。そうなれば、複数の会社を通ることとなるのでその分、会社経費が上増しされて施工費が高額になってしまうのです。ここは、大手を選ぶ際には避けて通ることはできない所ですね。
■小回りがきかない
前述した「子どもの手形がついてしまった件」においても、大手の場合は職人さんが遠くから通っていることもよくあります。ましてや泊まりでの作業で、帰った後のトラブルなら、対応に時間がかかるのは必然となってしまいます。ちょっとしたお願いができず、痒いところに手が届かないのも、大手の弱点といってよいのではないでしょうか。
■その土地の気候などの特性を理解していない
必ずしもそうだと断言はできないのですが、大手の塗装業者が施工する場合、その土地の現場監督や職人さんでないケースが多いです。極端なことをいえば、北海道の職人さんが昨日まで京都で仕事をしていたので、その流れで今日から大阪で仕事を、そんなケースもレアではありません。
そうなると、大阪の気候や特製を把握することなくマニュアル通りの作業をするだけとなるので、「プラス1のメリット」が、なくなってしまいます。せっかく高額の施工費を支払っているのに、残念な結果になるかも知れないのです。
大阪で失敗しない外壁塗装を行うのであれば、やはり大阪を知っている塗装業者に頼むのが一番です。記事内でもお伝えしている通り、同じ大阪でも場所によっては気温にも差が出ますからね。「大阪といっても広いし、どの業者に頼めばいいのかわからない」と、お悩みの方もいると思います。そこで、大阪で確実な外壁塗装を行うなら当サイトから業者を選ぶことをおススメします。当サイトで紹介している外壁塗装業者は、大阪を知り尽くした企業ばかりなので安心して相談できますよ。